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社会人になって以来、心のどこかにずっと居座っているのが今回のテーマだ。昔ほど強い思念はないが消えていないことも確かだ。オレは工業系のしかも機械科の高校だったし、かろうじて通った(サボり魔)専門学校もビジネス・プログラム系の学校だった。デザインのデの字もないところ出身。それが在学中にフリーランスまがいのことを始めたのだ。
しかも会社に入社したときはデザインやクリエイティブに関して教えてくれる直属の上司や先輩がいなかった。転職して2社にまたがっても一人もいなかった。
つまり、何から何まで独学であるということ。
はっきり言って、何も知らない、何もわかっていなかったクソガキだったオレをよく放り出されなかったなと思う。社長、上司や先輩、同僚、後輩には感謝している。
仕事になっているならいいんじゃないの?と思うだろう。学校に行っていないことがなんだ、と思うかもしれない。仕事のノウハウは現場で培うものだ、と思うかもしれない。それを否定するつもりもないし、オレがまだこの業界にいるということは少なからず体現しているということだろう。それには社内のスタッフの協力、クライアントのご鞭撻があったからとも言える。
しかし、美術大学出のデザイナーさんと話をしたり、仕事をしたりしていつも感じるのが【引き出しの豊富さ】である。それはデザインの歴史であったり、モノを見ている数の多さであったり、基礎的な技術を学んだことであったり、いろんな角度から表現という視点での知識が豊富なのだと感じる。単純に経験の量があるのだとも言えるかもしれない。
同じ年齢であったり、同じ立場のデザイナーさんを見るとオレは常に半歩遅れている感じがする。今はもう焦ったりはしないし、オレのペースでオレのスタイルを成熟させることに専念している。
ただ、彼らの【引き出しの豊富さ】には憧れる。
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