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これはある人物が、童話【羊飼いの少年とオオカミ】の物語が発信しているテーマを解釈した時の言葉だった。オレのなかであまりにも衝撃的だった。一般的な解釈は「嘘ばかりついていたら大切な時に信じてもらえない」とか「嘘はついてはいけない」などという信頼や誠実さを大切にするべきだ、という教訓と誰もが思うだろう。疑問にすら思わない。その先入観を覆された言葉。
この言葉の含むところは「上手く嘘をつくこと」は勿論のこと、下手をうったのだから大損するのは世の常だろうという社会の厳しさも訴えているように思える。加えて、少年は一般的解釈からすると嘘をついたので悪い人間であるという判決が下されているが、それがまるで見えてこない。そこに善悪の見解はなく、人間の情に流された想いもなく、純粋な因果律と社会摂理が語られているだけだった。
時としてハッとさせられるヒトの言葉、ヒトの心の文化こそが自分の心の文化との摩擦によって新しい観念が生まれてくる可能性があることをいつも忘れてはならない。もちろん、モノ作りに対しても同じことが言える。ヒトの話や行動を見聞きするのが楽しい。
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